先輩インタビュー
人間関係のよさが
私たちの職場の自慢です
建築技術職
O.Y./2020年入社
入社のきっかけと最初の印象を教えてください
岡山にある建築専門学校を卒業し、そのまま岡山の建設会社で働いていた私が山口県への転居・転職を決めたのは、結婚がきっかけでした。新居の岩国から通勤できる範囲内で転職先を探し始めたところ井森工業の求人を見かけたのです。実は、前職時代に知り合った広島の建設会社の方からも井森工業の名前を聞いていたこともあり、入社を決めました。今となっては失礼な話かもしれませんが、最初は「建築関係の資格もそこそこ持ってるし、合わなければすぐに辞めてもいいかな」くらいの気持ちでした。しかし働き始めてすぐ、「そんな心配は全く必要なかったな」と思うようになっていました。多くの方から声をかけてもらったり相談にも乗ってもらえたり、気さくな人も多く、勝手に「よそ者」だと決めつけていたのは私だけだったようです。同じような仕事ができる会社は他にもあると思いますが、人間関係のよさで比べると井森工業はどこにも負けていないのではないでしょうか。
以前の職場との違いはありますか?
会社によって考え方に違いがあるのでどちらがいい、悪いではないのですが、井森工業は現場監督(現場施工管理者)としての役割が明確になっていて、施工管理者を育てる気持ちが強いように感じています。前の職場では雑用的な仕事ばかりだったのでそう思うのかもしれませんが、井森工業では研修や外部講師を呼んでの講習などを受けさせてもらう機会も多く、それが社員の成長にも繋がっているようです。最近だと、色々な企業から中堅クラスのメンバーが集まる勉強会に参加させてもらい、若手社員との接し方や教え方、各自が問題だと考えていることなどを共有することができました。
どのような気持ちで
仕事に取り組んでいますか?
日頃忘れないようにしているのは、特に課題や目標を持ちながら仕事に取り組んでいくことです。例えば、毎朝、「今日は図面をここまで作ろう」「必ず墨出しまでは終わらせよう」「前回はこうだったから違う方法も試してみよう」などと頭に思い描き、それらを確実にやり遂げるようにしています。とはいえ、現場では色々なことが起こるので急遽段取りや手順を変えることもあり、考えたとおりに作業が進まないときもあります。それで工事全体に遅れが出てはいけないので、ある程度は余裕を組み込んでおくようにはしていますが、自分で立てた目標が達成できなかったときは振り返りを行って翌日の業務に活かせるようにしています。
仕事のやりがいや喜びはどんなところですか?
これまで庁舎や自動車販売店のショールームの新築などに関わってきて、現在はバタフライアリーナ(柳井市体育館)の改修工事を担当しています。工期が1年以上に及ぶ大規模な改修で、50年近く前に建てられた体育館を今後も長く使えるようにするための工事です。内容は空調設備の設置や照明のLED化、床の全面張り替え、バリアフリー化など多岐にわたりますが、特に耐震補強の面では柱を鉄骨で補強したり内部に梁を追加したり難易度が高い作業もあります。この改修が終われば避難所としても活用できるようになるということで、普段は多くの方にスポーツなどを通じて喜んでもらい、万が一のときは不安を少しでも減らしてもらえるのではないかと思っています。自分が手がけた仕事が施主をはじめ、なんらかのかたちで地域社会の方々の役に立つと思うと、それがやりがいにもつながりますし、あらためて責任の大きさを感じずにはいられません。これからも、多くの人に使ってもらえる建物を作り、その作る喜びを若い人たちとも一緒に共有していけると嬉しいですね。
Q.上司や先輩からの心に残っている言葉はなんですか?
「いい仕事をしたいなら、
気遣いと感謝の気持ちを忘れないように」
具体的にこれというのはありませんが、思い返せば事あるごとに「いい仕事をしたいなら気遣いと感謝の気持ちを忘れないように」というようなことを言われてきたような気がします。「建築の仕事はけっして1人でできるものではない。上司や先輩、部下や後輩、そして協力会社の方々など多くの協力があるからこそ成り立つのだ」――私が今、自然とそのように考えられるのも、気遣いや感謝を忘れないようにという言葉を聞いてきたからだと思います。
建築技術職社員のとある1日
出勤
朝礼前に事務所へ入り、当日の予定などを確認。
8時、朝礼で現場に入る全員にルールや危険箇所を周知。
午前
部下と手分けをして現場を巡回。写真撮影や作業員への指示出しなど。
11時45分 昼礼で翌日の作業内容などを協力業者と確認。
午後
12時から1時間の休憩後、現場の巡回や各種打ち合わせなどを実施。
あわせて、施工計画書や検査機関などへ提出する書類を作成。
退勤
17時ごろ当日の工事終了後、現場の最終確認を実施。
事務所で事務作業を終えたのち帰宅。