良い仕事は良い人間関係から
複数の企業が共同で一つの工事を施工することを共同企業体(JV)といいます。私は大手建設会社と共同でこのたび山口市の維新百年記念公園陸上競技場と山口県JA ビル本館棟の工事に携わることが出来ました。皆さんもご存知の通り、陸上競技場は第66 回国体が開催され、東北大震災後初めての国体で天皇・皇后両陛下や、卓球メダリストの石川選手を聖火ランナーとして迎えた場所です。工期が短く苦労したことも事実ですが、建設会社や、多くの協力会社の一体となった組織力と判断力、何よりも優れたチームワークで乗り切ることが出来ました。山口県JA ビルは構造がちょっと難しいですがカーテンウォールダブルスキン構造といって、建物の軽量化と自由度を格段に上げた建物です。また免震構造も採用しており自然災害を念頭に置いての建物となっています。ここでも良好な人間関係により技術的に大いに学ぶことが出来ました。しかし共同企業体の現場で痛感したことは当社の施工能力も十分通用するということ。さらに磨きかけ若手職員への技術の伝承にも力を入れていきたいと思っています。
チャレンジ精神で仕事と向かい合う
当社は他社にない特殊技術を保有しています。それがサンドコンパクション船でおこなう地盤改良工事です。主に海底の軟弱地盤に圧縮した砂の杭を打ち安定した地盤へと改良していくものです。日本は四方を海に、山口県も三方を長い海岸線が占め仕事の可能性が大いにあります。海が仕事場のため、私は韓国沖で仕事をした経験があります。韓国は潮の干満の差が大きいと聞いていましたがやはりその通りでした。時間との勝負、タイミングを逸すると周りが干潟になってしまう。いつもより神経を使いましたが、完成した時はそれに勝る充実感を味わうことが出来ました。どんな仕事でもそうだと思いますが、仕事には改善の余地がたくさんあります。それをやり過ごすのと、改善策を考えて実行するのとでは次の現場に向けて雲泥の差が出てきます。私は常にチャレンジ精神で仕事と向かいあうよう心掛けています。
思いを貫き通す、文系の俺が今や工事長
皆さん、思い出してください、小さいころからやりたいことって成長するに従い色々変わっていったんじゃないでしょうか?大学に進学し文系の門を叩いた私ですが、土木作業のアルバイトで働くうちにモノづくりへの思いがふつふつと湧いてきたのです。事務職で井森工業に入社したのですが、現場でのモノづくりの夢捨てきれず、配属先の営業所長さんに直談判、そんなにお前が言うのならということで現場に出ることになったのです。当然最初は技術レベルは低いですから迷惑もかけました。でも一つ一つ苦労をしながら階段を昇っていった。それを井森工業の皆さんが支えてくれました。思い出に残る現場は最初にトンネル工事に携わったときです。工事の進め方すら分からない、上司のアドバイスや、自分なりに考えながらやって無事貫通した時の喜びはひとしおでした。人間って今の環境に満足したらダメ、自分の思いがあるなら一歩踏み出しましょう。
21 世紀を建設会社とともに、現場に信頼される経理マンに。
私が入社したきっかけは知人からの紹介でした。井森工業は県内では知名度もあって安心できるところがあったからです。建設会社のイメージは着工して完工まで現場主導で動くというイメージがありますが、営業・経理・総務などの事務方のサポートが並行して進まなければ竣工引渡しになりません。つまり現場と事務方が同じゴールを目指して一丸となって仕事をしています。事務処理を通じて現場の改善にもっと役に立つこと、もっと信頼される経理マンになることを常に考えながら、1999 年入社の私としては21 世紀をこの会社と共に歩んでいきたいです。仕事から家に帰れば社内結婚の妻と、二人の子供が安らぎを与えてくれます。「よし明日も頑張るぞ!」
中堅社員からのメッセージ
若手社員からのメッセージ